令和 4(2022)年 4 月 27 日(水)の衆議院経済産業委員会において国連特別報告者の訪日調査について活発な質疑がなされました。
<質問者>山崎誠議員(立憲民主党・無所属)
<答弁者>外務省 遠藤大臣官房審議官、 復興庁 林統括官
■質疑応答文字起こし
委員長: 次に,山崎誠さん
山崎誠委員: こんにちは。立憲民主党山崎誠でございます。今日も質問の機会をいただきましてありがとうございます。早速ですが,これ,続けてのお話しで大変恐縮なんですが決着しておりません。非常に,いろんな情報をいただいておりましてですね。早く結論を出してもらいたいということでございますので,改めて取り上げさせていただきます。5 番に掲げました,東京電力福島第一原発事故の避難者の件,国連のダマリー特別報告者の訪日調査の件でありまして,外務副大臣,そしてこないだの委員会では,復興庁の方にもお話しを聞いて「検討中だ」ということでありまして,早くこの受け入れを決めていただかないといけないんではないかと,いつまで調整をしているのか,検討しているのか,ということだと思います。私もこれ早く決着つけたいんですが,いつまでたってもですね,変わらないんです。これ 2018 年から続けてますので,もういい加減に,ダマリーさんの任期も迫ってきているということですので,今日結論出していただきたいということで,質問いたします。訪問の承認の公式の書簡が届いていないので,ダマリーさんも先の様々な調整がなかなかできないということのようでございます。公式の承認の書類というものが発出されていないということ,これ事実でしょうか?
委員長: 外務省遠藤大臣官房審議官
遠藤大臣官房審議官: お答え申し上げます。ダマリー国内避難民特別報告者の訪日要請の受け入れに関しましては外務省が窓口となり,同特別報告者と随時意見交換を行うと共に,先方の考え方などを,復興庁を含む関係府省庁に伝達してきておるというところでございます。ダマリー国内避難民特別報告者からは 9 月の最終週から 10 月中旬にかけての訪日を希望するという旨を私どもも聞いておりまして,これを踏まえて現在検討を進めているというところでございます。政府といたしましては早期に回答できるよう調整を進めていきたいと考えておるというところでございます。
委員長: 山崎誠さん
山崎誠委員: 具体的にダマリーさんの来日の要望も聞いているということでありまして,まあ早急にというご回答ですので,その言葉を信じたいんですが,公式の承認の書簡というものは発出するんですね?
委員長: 遠藤大臣官房審議官
遠藤大臣官房審議官: お答え申し上げます。今申し上げた通りでございますですけれども,まさに今現在,検討を進めているというところでございまして,政府としては早期に回答できるよう調整を進めていきたいと,早期に回答できる段階におきましては,先方に対して回答する,というところでございます。
委員長: 山崎誠さん
山崎誠委員: ダマリーさんからは「連絡がないので心配だ」というようなことをお聞きをしております。これ,公式な承認の書簡を出すということでいいですね?
委員長: 遠藤審議官
遠藤大臣官房審議官: お答え申し上げます。まさに早期に回答できるよう調整を進めたい,と考えているところでございまして,しかるべき段階におきましては,あの,しかるべき形での回答をさせていただくということで・・・
委員長: 山崎誠さん
山崎誠委員: しかるべき回答というのは公式な承認の書簡だということでよろしいですか?
委員長: 遠藤大臣官房審議官
遠藤大臣官房審議官: これまで,あのう,私どもといたしましてはジュネーヴにあります代表部の事務所と国連人権高等弁務官事務所の担当部局を通じまして,先方とはやりとりを随時させていただいているところでございますので,そういった形で,しかるべく回答をさせていただくということになろうかと存じます。
委員長: 山崎誠さん
山崎誠委員: えーと,しつこくて申しわけないんですが,これね,ダマリー特別報告者は公式な訪日の承認の書類がないと,先方の方の手続きも進めるのが難しくなってしまうので,公式の承認の書類がほしいという要望が来てるんです。だからそれが出せるのか出せないのか,それを早く出していただきたいというのが,ご要望です。公式な承認の書簡を出す,出さない,ま,出さないという選択肢がまだ残っているんであれば,それも含めてね,きちっと回答していただきたいんですがいかがですか?
委員長: 遠藤大臣官房審議官
遠藤大臣官房審議官: お答え申し上げます。先ほど申し上げたとおりでございますですけれども,早期に回答できるよう調整を進めたいというふうに考えておりますですし,その段階におきまして,しっかりした形で早期に回答できるように進めて参りたいと思っております。
委員長: 山崎誠さん
山崎誠委員: これは公式な書簡を発出するというふうにとってよろしいですね? ま,そうとるしかないので,ぜひ早急に,先ほどお話がありましたとおり,前に進めていただきたい,復興庁の方もきていただきましたので,本件ね,調整が進んでいるということで,受け入れの準備は進めているということでお話を聞いておりますが,それでよろしいですか?
委員長: 復興庁林統括官
林統括官: お答え申し上げます。ダマリー特別報告者の訪日要請につきましては,外務省を通じまして,先方の考え方などの共有を受けております。実際に具体的な日程が固まりまして,訪日をいただく際には先方のご要望をふまえまして,被災地での視察ですとか,避難をされている方々との面会といったようなアレンジに協力をしてまいりたいと考えております。
委員長: 山崎誠さん
山崎誠委員: まあ、いろんなヒアリングの中でも,復興庁は前向きに対応したいということでお話をお聞きしております。ぜひほんとに,これ,もっと早くですね,避難者のみなさんも待ち望んでいる,日本としてもですね,先に延ばしていいことありません。きちっと受け入れて,日本はちゃんとこういう風に対応しているんだということを,公にする方が,私は日本にとっても,今のみなさん,政府にとってもですね。プラスになるということだと思いますので,堂々と受け入れを決めていただいて,早く受け入れを進めていただければとおもいます。
なお上記テキストは<衆議院インターネット審議中継(録画:2022年4月27日 (水)1:24:32〜1:31:58 )山崎誠議員>でご確認ください。
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